この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
§ 龍王の巫女姫 §
第17章 氷の中の乙女



────…



花仙がいなくなり、炎嗣と…眠る水鈴だけがそこにいる。

「戻るぞ」

炎嗣は横たわる彼女にそう告げて隣に屈んだ。

背中と膝の下に手を差し入れ、抱き上げる。


早く戻らねば
心配した侍衛が彼の捜索をしてしまう──。



......




そして二人は離宮に戻った。


途中にすれ違った仔馬は自分で道を覚えていたらしく、ひとりで森から帰ってきていた。


「おお、陛下」

「水鈴様もご一緒だ…っ」


人間をおいて馬だけが帰ってきたことを心配していた呂夫婦も、二人の姿を見つけて胸を撫で下ろしていた。


水鈴はどこか怪我をしているわけでなく…

炎嗣に抱えられて眠るその顔は、安らかで柔らかなものだったから。





けれど





/567ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ