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§ 龍王の巫女姫 §
第17章 氷の中の乙女



けれど水鈴は、それきり目を覚まさなかった──




───……




夜になり、朝をむかえ

翌日の夜になり、夜鳴き鶯( ウグイス )が小さく鳴く。



それでも水鈴は眠ったままで
固く閉じた瞼をひらく気配はなくて。



気付けば花仙に会ったあの日から三日目の朝。


しかし水鈴は目を覚まさなかった。




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