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いただきますっ!
第1章 普通少年
悠はいつも通り起きて
朝食を済ませ家を出る
あくびを連発させながら
今日もだるそうに学校に向かった。
-2年5組-
「今日の体育長距離じゃん!まじないわー」
「昨日電車でやべー可愛い子見てさぁー…」
教室には人が群がり騒ぎ始めていた。
「お、悠! はよーっす」
「うーっす」
いつものトーンで友人に挨拶を返すと、
悠は自分の席へ向かった。
新学期に入ってからの席替えで
GETした窓側の席。
カバンを置いて椅子に座り
頬杖をついて、ただボーッと
いつものように空を眺めていた。
9月の綺麗な秋晴れだった。
こんな日々を繰り返す中で
悠は日常に刺激を求めていたのだった…