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いただきますっ!
第2章 変態少女
「ねーねー! 優子知らない??」
教室の扉を豪快に開け
少し息を切らした女生徒が
この教室全体に呼びかけるように問いかけた。
「優子ならさっき先生のとこ行ったよー」
近くにいた女子が答える。
「まじかー…まぁいいや!待つ!」
「てか、杏久しぶりだねー! 新学期入ってから初めてじゃない?」
「そうだっけ?! じゃあハイタッチー」
いぇーい! と慣れたようにハイタッチを交わし、その少女はニカッと元気な笑みを浮かべる。
(あいつ確か1組の…清水…)