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桜の咲く頃
第7章 それぞれの道
朝のホームルームで

「報告する事がある…
佐野倉…前に」

ざわついていた…クラスメートたち

「今日は佐野倉が…一代決心した事を…

「先生何泣いているんですか?」

「そんなに嬉しい涙流さなくっても」

「違う…葵から言え」

「私は転校します…
ここにいたら甘えてしまうから…それに腫れ物に触るかのごとくです」

「葵…うそ 一緒に居ようと言ったじゃないの」
「ごめんね~」

「今回の事で私は親から捨てられました。気持ち悪いと…だから、後数年施設に入ります」

「先生なんとかならないの?」

「佐野倉はまだ未成年者だから仕方ない」

「先生は身元引受として名前を借りて…また同窓会するとき覚えていたら声かけてね~」

「修吾さん…ありがとー未来は変わらないから、またいつか逢える日まで…」

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