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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第8章 神の道しるべ


ルイスの今の言葉で解る──

気にするなと言う方が無理だろう‥

正体不明の黒い雲は実際に存在し、各国の街や村を犠牲にしながらこの国。ルバール大国に近づいている‥


そして、それを迎え撃つ策はまだ、一つも議案されていない‥


アルはルイスの心情を悟って黙り込んだ。
そんなアルにルイスは言う


「お前が考え込むな。
正直なるようにしかならない‥‥与えられた運命を全うするだけだ!!


‥‥ところでさっきも思ったがお前、いい香りがするな‥」

「え‥//」

ルイスはアルの肩に手を置きクン‥と耳元を嗅いでみせる。

「これは‥‥‥明らかに男を誘う香りだ‥‥

気をつけろよ‥獣系には効果覿面だぜ?」


‥え!?獣系っ…


ルイスの言葉にアルはたじろぐ

そう、アルはいつも寝る前にマークからプレゼントでもらった香水を付けていた。

リラックス効果の高いこの香水は催淫効果も高いフェロモン系の香り‥‥

従ってフェロモンにすぐ触発される獣系の男を誘うには効果絶大だったのだ‥


‥け、獣系っていったら
‥カチャカチャ‥!‥

アルの頭の中でデーターが弾かれる‥


* 野獣 レオ

* 猛獣 ロイド

‥もちろんこの二人だった

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