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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第2章 夢の続き


アルは祈りを済ませベットに入った…







§ほら、見ておくれ‥
あんなに楽しそうに走り回っているよ!§


§あら、ほんとね。
でもそれを眺めてるあなたの方がもっと楽しそうだわ!§


創造の神は自分の創った大地を駆け回る動物達を楽しそうに眺め、愛する妻に、はしゃぎながら語っていた。


神は幾年も飽きることなくその光景を眺める。

時にイタズラ心で恵みの雨を降らし、太陽を燦々と照り付ける。その度に動物達は姿を変え懸命に生き、命の輝き、そして生命の強さを神に見せつけた。


神はそんな生命の美しさを幾年もずっと天界から愛でていた‥

そして神は過ちを侵す‥


時を重ねるごとに進化をとげる動物‥
ある種族に“知恵”と言う凶器を与えてしまった‥


それが人間だった‥‥‥


ただひたすら、生を受けてから死に向かう動物達と違い‥

人間は己れに与えられた運命にあらがい欲をかきそして不満をもつ‥


そして動物達の生命でさえも己れの私物としはじめた。

神はそんな人間の生命に輝きを見い出すことができなかった──


§私が悪いのだ‥
すべて私が‥‥‥‥§


神は地上に大粒の冷たい涙を幾日も幾日も落とし続けたと言う‥





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