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第3章 始動！

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そして、創造の神も天から大地を見下ろし、その重苦しい情景に首をひねる‥

白い天界と黒い大地‥

どうしても黒い重苦しさが目に余ってしまう。考えた末に神は地を半分にし澄んだ青‥海を描く。

神は自ら描いた青い海の美しさに翻弄され胸を躍らせた。
‥それから神は海に種を蒔く

―――命という種を‥‥

たった一つの種はその後形を変え自ら数を殖(ふ)やし幾度となくそれを繰り返した。

海で溢れた命はその後、様々な進化をとげ大地にも移り、幾年もかけ海にいた頃とはまったく違う姿に変化を遂げる‥


創造の神は自分も思いつかない様々な生命の神秘に驚き歓喜に震えた。

そして、その生命力を讃えるように黒い大地にも種を蒔く‥
黒い大地を彩るように植物という名の種を一粒‥‥‥
その種は天地からの恵みを受け瞬く間に姿を変え
種(しゅ)を殖やし、他の生命に多くの恵みを分け与える。そしてなにより神々達にも素晴らしく美しい景色を惜し気もなく見せつけた

鮮やかに色づき緑に繁り黄金に輝く‥‥‥




神達は飽きることなくそのすべてを毎日見守っていた――。