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第2章 ４月は運命の出遭い

麗華は気分を害したが、救いは菅野が迷惑そうな顔で香奈の手を振りほどいたことだ。

「何か用ですか？」

「あん、もう！だって今日は『女子部』の定例会じゃないですかぁ」

「すぐ行きますから先に行っていてください」

「…高嶺先生は『男子部』の担当なんですから、あんまり菅野先生に甘えないでください！大体セクハラなんて、されてるうちが花なんですから、むしろ有り難いと思った方がいいですよ」