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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第4章 屈辱と恥辱の6月
「せんせー、そういう説明は事前に済ませといてくださいよ〜。オレら、いつまでお預け食らわされんですか〜?」
不満を漏らす一番前の生徒の顔に麗華は見覚えがあった。
「あなた、確か…一宮君?」
「そーです、覚えててくれたなんて嬉しいなぁ」
トイレで喫煙を咎めた麗華にいきなりキスしてきた生徒だ、忘れるはずがない。
萩尾が一宮の横に立ち、
「こいつ、あれから頑張ってるんですよ、なあ?」
肩に手を置く。
「はい、憧れの麗華先生のためにメッチャ勉強しました!」
不満を漏らす一番前の生徒の顔に麗華は見覚えがあった。
「あなた、確か…一宮君?」
「そーです、覚えててくれたなんて嬉しいなぁ」
トイレで喫煙を咎めた麗華にいきなりキスしてきた生徒だ、忘れるはずがない。
萩尾が一宮の横に立ち、
「こいつ、あれから頑張ってるんですよ、なあ?」
肩に手を置く。
「はい、憧れの麗華先生のためにメッチャ勉強しました!」