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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第4章 屈辱と恥辱の6月
「…だって、なぁ?」

「本当に麗華先生のだと思わなかったから…」

生徒達は顔を見合せ苦笑いしている。

萩尾はボソボソと言い訳する生徒達を無視して、最上を麗華の前に連れてくる。

「高嶺先生、こいつに『褒美』やってください」

「褒美って…これ以上私に何をさせるつもりですか」



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