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第5章 生け贄の７月

心で叫んでも意思に反して身体が勝手に動き、生徒に尻を振っておねだりをする。

(夢だわ、こんなの夢に決まってる…！)



ピピピピ…
ピピピピ…


「はッ!!」

時計のアラーム音で目覚めた麗華は、やはり夢だったかと安堵し額の汗を手で拭う。

半月前クラス全員が見守る中、中間トップの一宮と教室でセックスさせられたのは事実だが、あんな風に媚びたり変態行為をねだったりはしなかった。