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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第5章 生け贄の7月
──そういえばオレ、麗華先生にビンタされっぱなしだったんですよね…あの時の礼、させてもらいますね


麗華が一宮の頬を叩いたのには正当な理由がある。

しかし中間テストでトップをとり、美人教師を好きにできる権利を入手した一宮は調子にのって麗華の尻を手のひらで何度も叩き彼女の反応を楽しんだ。


──あれ、もしかして麗華先生、濡れてます?
先生なのに生徒に叩かれて感じちゃったんですか?

『そうよ、本当は私こういうのが好きなの…ねぇお願い、もっと叩いて』

(嘘よ、私はこんなこと望んでないわ!)




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