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第5章 生け贄の７月

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「萩尾先生、こんなやり方では生徒達のためにならないと思うんです。その場しのぎでテストの点数だけ上がっても大学に入ってから苦労するのは生徒達ですし…」


萩尾の補佐になってから約１ヶ月が経ち、最近は全く覇気を感じさせなくなっていた麗華が何故か急に調子を取り戻したようだ。

(チッ、やっと扱いやすくなったと思ってたのによォ)