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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第6章 微かな希望の夏休み
咄嗟に目を瞑り眠ったふりをしたが、パジャマの胸元から入り込んだ手に違和感を感じる。

(計、じゃ…ない?)

おそるおそる開けた目に飛び込んできたのは、月明かりに照らされた雷造の顔だった。

「お、お義父さんッ!?どうして…」

「知るか、色っぽい声で目が覚めて隣を見たらあんたがオナニーしてたんだ。…儂も女房を亡くしてから禁欲生活でな、ここは寂しい者同士慰め合おうじゃないか」

雷造は麗華のパジャマを手早く剥いだ。




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