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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第2章 4月は運命の出遭い
「ありがとう…高嶺先生、でしたっけ?大変じゃないですか、あの学園は」

「ええ、嫌なことは勿論あります。でも教師の仕事はやり甲斐がありますし」

「そう…」

佐和が何か言いたげに麗華を見つめた時、
「久しぶりですな、志水先生。赤ん坊は順調ですか」
赤ら顔の萩尾が日本酒の一升瓶を抱えて割り込んだ。


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