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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第6章 微かな希望の夏休み
思わずクスッと漏らした笑い声を了承ととったのか、カワジはガバッと起き上がり麗華に襲いかかった。


「きゃああ!何するんですか!!」

麗華はあっという間に、マットの上で数分前と同じ四つん這いにさせられる。
カワジがいかにもノロマそうに見えるので油断していた。

「大人しくしてりゃすぐに終わるでな」

カワジは両手にペペッと吐いたツバを、スウェットのズボンをずり下げて取り出したイチモツにベットリと塗りつける。



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