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第2章 ４月は運命の出遭い

(ああ…何て気持ち良さそうな顔をしているの…ッ)

男性の視線すら汚らわしいと感じていた麗華は当然のことながら未経験である。

麗華にとってセックスは、ロマンス映画やそれに類する小説のラブシーンのような、薄いベールの向こう側の出来事でしかなかった。


(はしたない格好で涎を垂らして…まるで犬の交尾じゃないの。なんてイヤらしい人達…でも、あの志水先生があんなに乱れるほど、セックスって良いものなの？)