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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第7章 9月は色接待
「高嶺先生、この後ちょっと よろしいですか?」

萩尾は授業終了後の職員室で白々しくも麗華の肩に手を置いた。

よろしいも何も、麗華には拒否する権利などない。
二人は言葉も交わさず連れ立って放課後の廊下を歩く。

やがて萩尾が足を止めたのは、校務員室の前だった。



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