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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第2章 4月は運命の出遭い
菅野はおもむろに麗華の頬に手を伸ばし、
「むしろ安心しました、高嶺先生もセックスに関心があると分かって」
唇を重ねてきた。

「!」

「そんなに驚かないでくださいよ、僕の気持ちにはとっくに気づいていたでしょう?」

麗華が口を開く前に菅野の唇が再び重なり、舌が入り込んでくる。

「んッ…ふぁ…んんぅ」

「高嶺先生…好きです。こんなことしたら軽蔑されるんじゃないかと思って、ずっと我慢していたんです!」

貪るようなファーストキスに麗華は翻弄され、ただ菅野にしがみつくことしか出来なかった───…


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