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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第7章 9月は色接待
まだ悪い夢を見ている気がして動けずにいると、
「いつまでも突っ立ってないで、さっさと酌をしたらどうだ?まったく、これだから世間知らずのお嬢ちゃんは…」
末席にいる小男が声を荒げる。

すると、
「まぁまぁ森末教授、いきなり大声を出したら可哀想ですよ。それに支度にも時間が必要でしょうし」

中ほどの席に座る川中教授が森末を宥め、

「ゆっくりで良いですよ、高嶺くん。ストリップは焦らされる時間も愉しいですからね」

麗華に向かって笑顔で言った。


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