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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第2章 4月は運命の出遭い
──いいんですか、僕なんかで?

──このまま貴女を僕のものにしてしまいたいけど、今夜は帰ります…でも、次はきっと…


「あ…んッ…菅野先生…計、計…」

麗華は菅野が残していったキスの余韻に浸りながら、火照った身体をベッドで慰めていた。

しかし自慰などしたことがないせいか、気持ちだけが逸り思うように快感を得られない。



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