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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第3章 対抗心に燃える5月
「す、ストップ、ストップ、麗華ちょっと待って」
慌てた声をあげ、今度は止めるために麗華の手首を掴んでザッとシャワーで泡を洗い流すと、菅野はびしょ濡れのまま彼女をお姫だっこしてバスルームを飛び出す。
「コツを掴むの早すぎだよ、麗華。さすが有名大卒の才女は違うね」
チュッと麗華の額にキスを落とし、
「でも、今夜は僕が主導権を握らせてもらう予定だから麗華のターンはここまで」
彼女の手首を一纏めにして頭の上で押さえつけた。