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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第3章 対抗心に燃える5月
「さぁてと、高嶺先生には礼をしなければなりませんね」

「は?いえ、結構です」


ついさっきホンの少し見直したのを後悔するほど振り向いた萩尾はいつもの脂ぎったニヤケ顔で、この二人きりの現状に麗華は身の危険を感じる。

「私、これで失礼しま…あッ」

一刻も早く立ち去ろうとした麗華は下着をずり下げられたままだということを忘れて歩きだしてしまい、ふらついたところを萩尾に抱き抱えられてしまう。




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