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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第3章 対抗心に燃える5月
「おやおや大丈夫ですか、高嶺先生?」

心配そうなのは口先だけで、萩尾はここぞとばかりに麗華の身体をベタベタと触りまくる。

「や、止めてください!」

なんとか魔手から逃れようともがく麗華の耳元に、
「高嶺先生、歓送迎会の夜、わたしと佐和のセックスを覗いていたでしょう?」
萩尾がネットリした声で囁いた。



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