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高嶺の花は惨(むご)く手折られる
第4章 屈辱と恥辱の6月
「学園長室の話ではありませんよ」

麗華の表情で言いたい事を悟ったらしい。

「わたしが言いたいのはトイレでした質問の答えと、職員会議での発言です」

「…どちらも、誰のことも騙してません」


バレるはずはないが、萩尾の全てを見透かしたような眼差しに内心は焦っていた。



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