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贄姫
第5章 伍


「さっきまでとは打って変わって
随分とおしとやかじゃないな」


絡みつく椿の姿に満足したのか
瓊乱がうっすらと微笑んだ。


「うるさい…。早くっ…」


まだ力が戻りきらない椿は
がむしゃらに瓊乱に吸いついた。
瓊乱が椿の口の中に舌を入れると
こそぎとるように舌を絡めて唾液をすすった。


そうこうしているうちに
いつの間にか力が戻っていた。


そして、貪るように瓊乱に吸い付いていた自分に気づいた椿が
はっと正気に戻るのと瓊乱がにやりと笑うのが同時だった。


「…なんだよ、もうお終いか?
さっきまで欲しそうな顔して
欲にまみれていたのに…。
しかも、俺のあれを、ぎゅうぎゅうに咥え込んでヒクついていたのに」


椿はかっとなって瓊乱をぶとうとして
その手を掴まれて阻止され
手首ごと捻りあげられた。


「痛っ…やめてっ…!」


「精気をやったのに、そういう言い草するなら
また奪い取るぞ?
それともそれが望みか?」


意地悪な美しい顔が近づいてきて
あっという間に椿の唇を塞いで精気を抜き取る。


そのあまりの早業に
椿はついていけずに瓊乱の胸に倒れこんだ。


繋がったまま、瓊乱が椿の体を抱き抱えて
太すぎる自身をゆっくり抜き差しする。
抱きしめられて身動きが取れない椿は
もはや自分でもどうにもできず瓊乱にされるがまま
内側をずぐずぐと犯された。


「あっいやぁ…こんな…いゃ…」


朝からこんなにも淫らなことをしている自身に嫌気がさし
椿は眉根を寄せたのだが
瞬かせた目から出てきたのは、快楽と恥辱を含んだ涙だった。
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