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MY GIRL
第11章 それぞれの過去
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そこで言葉を止め、ため息を吐く涼太。
…酷すぎて何も言えなかった。
え…待て。
俺、何かのドキュメンタリー映画のあらすじ話されたんだよな?
「…残念ながら全てほんとの話です」
自嘲気味に笑う涼太から目を離せない。
「う…そだろ、そんな…」
「俺も嘘だったらなーって思うよ」
あっけらかんとしてる涼太。
何でそんな、
「泣くだけ泣いて、乗り越えたんだ。ほんと吐き気する位可愛がって貰ったしな、ばあちゃんとじいちゃんに」
笑えんだよ…
「強いな…」
「…強くねぇと今頃死んでる」
「凄ぇよお前…」
「だから大樹と気が合うんだよ、女嫌いって所もそうだけど」
…確かに。
それに、他の3年生と比べて涼太と高宮先輩は、何つーか…色々オーラが違うな、と思った。
考え方も大人っぽいし落ち着いてるし、2人共身長が高いのもあるだろうけど全然高校生に見えない。
「…でも、好きな女を傷付けてしまった。それはマジで最悪最低だよ、美咲は何も関係ねぇのに…」
…何も言えなかった。
「抱いてる時少しだけ…美咲を小百合に重ねてしまったんだ。…美咲、フェラトラウマになってねぇかな…」
「…、どうだろうな、かなり辛そうだったからな…」
美咲の小さな口にモノを最奥まで突っ込み、泣いて抵抗されても暫く離さなかった涼太。
美咲はかなり激しく咳き込んで横たわっていた。
…あの口で、高宮先輩のもしてたんだろうか。
「…ごめん」
「…あ?何でお前が謝んだよ」
「そんな話させて…」
自嘲気味に笑う涼太。
「ほんと後悔してんだ。何であんな事したんだ、って。でも本当に好きだった。この子が彼女ならどんだけ学校楽しいんだろ、って…」
涼太がそう言って空を見上げると、予鈴のチャイムが鳴った。
「…戻るか。美咲に言っといてな」
「…うん」
先に屋上を出る涼太の後ろ姿を眺める。
そんな過去があったなんて…
ぼんやりしながら教室に戻り、ころころと表情を変えながら友達と話す美咲を見つめる。
あの可愛い笑顔の裏には、辛い過去が隠れてる。
涼太の綺麗な顔の裏にも、辛い過去がある。
でも表に出さずに、毎日頑張ってる。
2人共…強いな。
…酷すぎて何も言えなかった。
え…待て。
俺、何かのドキュメンタリー映画のあらすじ話されたんだよな?
「…残念ながら全てほんとの話です」
自嘲気味に笑う涼太から目を離せない。
「う…そだろ、そんな…」
「俺も嘘だったらなーって思うよ」
あっけらかんとしてる涼太。
何でそんな、
「泣くだけ泣いて、乗り越えたんだ。ほんと吐き気する位可愛がって貰ったしな、ばあちゃんとじいちゃんに」
笑えんだよ…
「強いな…」
「…強くねぇと今頃死んでる」
「凄ぇよお前…」
「だから大樹と気が合うんだよ、女嫌いって所もそうだけど」
…確かに。
それに、他の3年生と比べて涼太と高宮先輩は、何つーか…色々オーラが違うな、と思った。
考え方も大人っぽいし落ち着いてるし、2人共身長が高いのもあるだろうけど全然高校生に見えない。
「…でも、好きな女を傷付けてしまった。それはマジで最悪最低だよ、美咲は何も関係ねぇのに…」
…何も言えなかった。
「抱いてる時少しだけ…美咲を小百合に重ねてしまったんだ。…美咲、フェラトラウマになってねぇかな…」
「…、どうだろうな、かなり辛そうだったからな…」
美咲の小さな口にモノを最奥まで突っ込み、泣いて抵抗されても暫く離さなかった涼太。
美咲はかなり激しく咳き込んで横たわっていた。
…あの口で、高宮先輩のもしてたんだろうか。
「…ごめん」
「…あ?何でお前が謝んだよ」
「そんな話させて…」
自嘲気味に笑う涼太。
「ほんと後悔してんだ。何であんな事したんだ、って。でも本当に好きだった。この子が彼女ならどんだけ学校楽しいんだろ、って…」
涼太がそう言って空を見上げると、予鈴のチャイムが鳴った。
「…戻るか。美咲に言っといてな」
「…うん」
先に屋上を出る涼太の後ろ姿を眺める。
そんな過去があったなんて…
ぼんやりしながら教室に戻り、ころころと表情を変えながら友達と話す美咲を見つめる。
あの可愛い笑顔の裏には、辛い過去が隠れてる。
涼太の綺麗な顔の裏にも、辛い過去がある。
でも表に出さずに、毎日頑張ってる。
2人共…強いな。
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