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MY GIRL
第11章 それぞれの過去
美咲の笑顔の原因は、高宮先輩にあるんだろうな。

超ラブラブだもんな…

そう思った時、ふと疑問が俺の脳内をよぎった。

高宮先輩も女嫌いだったよな。

何で美咲以外の女を拒絶する位嫌いなんだろう。

涼太よりも酷いんだよな。

もしかして高宮先輩も辛い過去抱えてんのかな?

だって突然女嫌いになるなんて有り得ないだろ?

皆複雑な過去持ってんな…

その点俺は、特に大きなトラブルもなく平和に生きてきた。

美咲が手に入らなかった事以外、何もかも自分の思い通りに生きてきたと思う。

トラブルがないのが悪い訳じゃないけど、俺ももっと色々経験しねぇとなー…

そう思ってると、チャイムが鳴って美咲が隣に戻ってきた。

授業の準備をしてる美咲に思いきって話しかける。

「…あ、あのさ、美咲」

「んー?」

「放課後、資料室前廊下来てくんねぇ?」

「…、」

にこにこしてたのが一瞬で強張り、眉を下げる美咲に胸が痛くなる。

そんな顔に…なるよな当然。

「…俺と涼太、美咲に謝らねぇと気が済まねぇんだ。美咲が思ってるような事は何もしない、一切しない」

「…ほんとに?何もしない…?」

そう言う美咲の表情は、恐怖と怯えに満ちていた…

こんな顔をさせてしまったのは誰だ?

間違いなく、俺だ…

「あぁ、何もしない。絶対に」

そう言うと、暫くじっと見つめられる。

やば、何年経っても慣れない…可愛すぎる。

吸い込まれそう…

でも、本気だって伝えねぇと。

見とれるのを堪えて見つめ返してると、やがて大きな目を伏せて

「分かった」

と言ってくれた。






そして放課後、2人で美咲に謝った。

美咲、笑顔で許してくれたけど…これから「犯された」って事実と隣り合って生きてくんだよな…

そう考えたら俺は、何も言えなかった。

ただひたすら、謝った。

消毒の回数の問いに

「数えてない」

と答えた美咲。

朝までヤリっぱなしだったのか…凄ぇな。

俺らに背を向けて歩いていく美咲の後ろ姿を眺める。

後ろから見ても可愛いよなー…

制服着てても分かる豊満な胸と、細いくびれ。

…でも意外と着痩せしてる。

脱ぐと…もっと大きい。


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