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MY GIRL
第20章 波乱いっぱい入学式
片思いかーって仮定して、極めつけに今の言葉。

美咲を何とかしようとしてんなら俺も黙ってねぇからって!

片思い確定じゃん!」

…こいつと話してると疲れる。

「…あぁ、悪ぃかよ。こちとら12年越しの片思いだっつの」

「12年?って…小1!?小学生ん時から!?ぶっは!」

そう言って笑い出した翔の笑顔は…物凄くかっこよかった。

何だ…普通に笑えんじゃん。

「っははははは」

…いや、待て。

いつまで笑ってんだ、こいつ。

「…っね、蒼汰気に入った。仲良くしよ!」

「…あ?仲良くしよって…さっき挨拶し合ったばっかだろ」

「蒼汰…男にも、女みたいな上辺の付き合いってのがあるんだよ。いやーでもほんと!マジで仲良くしよ!」

「…仲良くする気なかったのかよ!」

「健が美咲ちゃんの事気に入ったからね〜。利用する為に近付いた、みたいな。健、多分まだ美咲ちゃんと蒼汰が付き合ってるって思ってるだろうし、寝取られてっかもよ?」

「ちょっ…おい!?何ふざけた事言ってんだ!」

「でも健に言うわ、美咲ちゃん諦めろって」

「…は!?あ、あぁ…そりゃどうも」

「俺も健には無理だと思ってたんだよね、美咲ちゃん。…あ、ちなみに今まで遠回りで歩いてたんだけど…気付いてた?」

…はぁ!?

「ふざけんなよ、美咲に何かあったらどうすんだよ!?さっさと連れてけよ、バカ」

「っはは、やっぱ蒼汰ウケるわー!」

いやもうほんとに。

マジで美咲に何かあったらどうすんだって。

俺大樹さんに瞬殺されるどころじゃ済まされねぇんだけど!

「…、」

まだ笑いやがってる翔。

俺も言ってやろ。

「翔もさ、今まで作り笑いだったじゃん。…何、信用してねぇやつには素出さねぇの?見てて面白かった」

そう言うと、立ち止まって俺を見る。

…何だよ。

「嘘だろ、やべぇ…。作ってんのバレたの麻友以来なんだけど…」

麻友?

「まず最初に健にバレて、麻友…あ、俺の彼女の上原(うえはら)麻友な。麻友にバレて、3人目…蒼汰。うわ…何か嬉しい。マジで仲良くしようぜ」

柔らかく笑って俺の肩を叩く翔。

「仕方ねぇな…。つーか何で作り笑いしてんの?普通に笑ってた方がかっこいいのに」

「…ちょ、照れるんだけど!でも男に褒められるって超微妙ー!」

「うるっせぇな、叫ぶな」


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