この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
MY GIRL
第21章 新しい仲間達
吐き捨てるように言い、丁度健側から開いた扉から降りる健。

俺達も後を追って降り、少し歩いて扉が閉まった電車を振り返った。

真っ赤な顔をした女達が健を指差して、口々に何か言ってるのが見える。

「…女好きじゃなかったの?あいつ」

「女好きだけど、一応ちゃんと選んでるからね。ビッチとか非常識な女には物凄く冷たいの。あと、優しく笑ってたじゃん?健があんな笑い方する時ってかなり機嫌が悪い時なんだけど、機嫌悪かったら女好きとか全く関係なくなるんだよね」

…意味不明。

「翔ちゃん蒼汰、酒買ってこ酒!」

しかも機嫌直ってるし。

「…俺ら未成年だろうが」

小さく呟いて、後を追った。

とんでもねぇやつらと友達になった気がするな…







大樹SIDE


「大樹ぃ、美味しいもの…」

くい、と俺のスーツの裾を引く美咲。

見下ろすと、大きな瞳で俺を見上げてくる。

いつまで経っても慣れねぇな、美咲の上目遣いには。

「仕方ねぇな…帰ったら寝室でたっぷり食べるからな、美咲」

「へ?」

「で?どこ行きたいんだっけ」

「え、行っていいの!?やったぁ!」

俺に抱き着いてきた美咲を優しく抱きとめる。

「あのね?渋谷に美味しいパフェ屋さんがあるってテレビで特集してたの!近くにパンケーキ屋さんもあるって〜」

「パフェとパンケーキ…ね。昼飯は?」

「隣にイタリアンのお店があるって!」

「じゃあそこ行くか」

「うん!楽しみーっ」

にこにこと笑う美咲の手を恋人繋ぎで絡め、2人で改札を通る。

「…あ。でも今日お財布にあまりお金入れてきてないかも。足りなかったら貸して貰ってもいい?」

「俺が全部払うからいい」

「ダメだよ、自分のは自分で払わないと」

「いいから。大学入学祝いだと思って」

「お祝い大樹から呆れる位貰ったよ!…っんん」

「黙って奢られてろ。…な?」

黙らせる為に美咲の唇を塞ぐと、顔を真っ赤にする。

俺が誰の為に働いてると思ってんだこいつ…

「…う。不意打ち…」

「あぁ…じゃあ体で払って貰おうかな?」

「へっ!?」

「俺が色々全部金出してやる代わりに、たっぷり抱かせて?」

「ふ…う、あ、うん…っ」

「決まりな」

照れて俯き頷く美咲の頭を撫で、肩を抱いて電車を降りる。


/245ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ