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MY GIRL
第21章 新しい仲間達
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「でな、紹介したいやつらがいるんだよ」

「紹介?」

3人でマンションを出て駅で分かれ、大学の最寄り駅までの電車に乗ってるあたしと蒼汰。

「覚えてる?よな?昨日話してた2人」

「あぁ、えっと…翔平と健くん?」

「そ。…え?翔平?…はっ!?翔平!?翔平って呼んでんの!?つーか、え!?あいつ翔じゃなくて翔平なの!?」

「?」

突然喚き出した蒼汰。

「菊川翔平くんでしょ?」

「え、菊川!?菊川っつーの!?知らねぇよ初めて知ったよあいつの名字」

「そうなの?あたしに菊川翔平です、って挨拶してくれたよ」

「…ッチ、何か腹立つな…」

「えー!?何でっ」

「だって俺ら紹介し合った時、俺はフルネームで名乗ったのにあいつ「翔」とだけしか言わなかったんだぜ?だから下の名前翔だと思ってたのに」

「でも健くんから翔ちゃん、て呼ばれてたよね」

「あぁ、呼ばれてたな。…つーかそういや麻友ちゃん、翔平つって呼んでた気がすんな…」

何やらぶつぶつ呟いてる蒼汰を他所に、電車内を見渡す。

…わ、あそこに座ってるショートの女の子、めちゃくちゃ可愛い。

制服着てるから高校生かぁ。

東京は制服もおしゃれな感じだなぁ…

この時間帯は学生が多いのかな?

同年代っぽい人達が周りにいっぱいいる。

「蒼汰ー、楽しみだねぇ」

「お前のせいで出鼻くじかれたけどな…」

「ごめんってば〜」

ぽん、と頭に置かれた蒼汰の手。

よかった…もう怒ってないみたい。

あたし達は最寄り駅に着くまで、他愛もない話をしていた。




゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*


「ねぇ…何この子。可愛いにも程があるでしょ!?待って、何?どこの異世界から来たのっ!?」

蒼汰から紹介された、3人のお友達。

2人は健くんと翔平で、もう1人が目の前にいる女の子…上原麻友ちゃん。

この子…お人形さんみたいで凄く可愛い。

あたしの腕をぶんぶん振りながら蒼汰に問い詰めてる麻友ちゃんをにこにこしながら見てると、再びあたしを見て目を見開く。

「ね…ちょっと、事件よこれ。可愛い上に性格もいいとかどういう事!?」

「まーゆ。あんま動きすぎたらダメだよ。まだ体痛いんでしょ?」

「黙れ変態!あんた激しすぎなのっ」


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