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男の娘のボクに彼女と彼氏ができるまで
第2章 百合音さんの好きなこと
百合音さんと似てクール系の顔立ちだけれど、にこにこしていて親しみやすい。
カフェで女の子たちの会話を盗み聞きして知ったのだが、モテるくせに彼女を作る気は全くないそうだ。
百合音さんにべったりで、かなりのシスコンということだった。
まぁ、こんなに綺麗なお姉さんがいたら、他の女の子なんて霞んじゃうよね。

「百合音の新しい彼氏?」

柳くんはボクを見て小首を傾げた。
そのささいな仕種にもイケメン臭がぷんぷんする。
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