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男の娘のボクに彼女と彼氏ができるまで
第2章 百合音さんの好きなこと
「お、おはようございます……」

ボクがぼーっと百合音さんを眺めていると、彼女の隣から男の人が手を振ってきた。

「おはよう」

爽やかな笑顔が眩しいイケメンだった。
シャツにジーパンという、ボクとほぼ同じ格好をしているのに、なぜか洗練された雰囲気がある。

確か、百合音さんの双子の弟だ。
名前は柳(ヤナギ)くん、だったかな。
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