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第19章 魔の呼び出し

「……そう。それで今後一切話もしないで」

先生に迷惑は掛けられない……それに私は教壇に立つ先生の姿がやっぱり好きだった。

いつも先生に助けてもらってばかりの私だけど……今なら先生を助けることができるんだよね……

「それと、里美や神谷くんにも……誰にも。このことは言わないこと。結衣もあの、お尻を突き出してアソコを見せてる話……誰にも聞かれたくないでしょう？」

「わかっ……た……」

先生と、もう会えない……

突然のことに呆然としていたけれど、なんだか……涙が溢れそうな自分にやっと気が付いた。
でも、沙也加ちゃんに泣き顔なんて見られたくない……

「おい、お前ら！　やっぱり何かあったんだろっ……」

後から声がして振り向くと、神谷くんと里美ちゃんが階段を上がりきったところだった。