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先生、早く縛って
第26章 幼馴染

身長は170はあるんじゃないだろうか? 白いTシャツにデニムのショートパンツというラフな出で立ちだが、その手足は驚くほど長くしなやかで……目の前に突然モデルか芸能人でも現れたかのようだった。

蓉子もスレンダーなタイプだったが、凛は蓉子とはまた違い、細いだけではなくて何か華やかな感じのする……人の目を惹きつけて離さないオーラを放っていた。

腰まである漆黒のストレートがサラサラと揺れ、真っ直ぐに切り揃えられた前髪からは人形のように大きな瞳が覗く……

すっかり見違えた凛の姿に俺はしばし言葉を失っていた。

凛は幼い時から可愛らしい子供だった。これは美人になるに違いないと当時から周りに言われていたし、俺もそう思っていたが……しかし、これ程とは。

どういった対応をすればいいのか戸惑う俺に対し、凛は昔と全く変わらない屈託のない笑顔を輝かせ、感激の声を上げた。

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