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Love adventure
第13章 背中にささやく「すき」


 真夜中の部屋。ベッドのスプリングが烈しく音を立て続けている。
 彼に貫かれるのがこれで何度目なのか、どれ程の時間、彼の欲望を受け止めているのかも分からない。

「ほなみっ……俺を好きって……言えよ……っ」

 西本は、ほなみを俯せにさせ、後ろから巧みに獣を打ち付け、彼女に愛の言葉を云わせようと、身体を責め続けていた。

「やっ……だめっ……そんな……ああっ――」

 際限無く押し寄せる淫らな波に呑まれ、正気を失いそうになりながら、シーツを指先で掴み、甘く喘いだ。
 ほなみの白い背中に真っ直ぐで艶やかな黒髪が跳ねて踊る美しさに、彼は目を奪われ、益々欲望をたぎらせて烈しく打ち付ける。

「すげぇ……くっ……こんな……に……締められ……うっ」
「あ、ああ――っ

 ほなみが一際高い声で啼き、ギュウと蕾が収縮した瞬間、ふたりは同時に果てた。
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