この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Love adventure
第13章 背中にささやく「すき」
「ほなみ……好きだ……っ好きだよ……」
彼は、ほなみが呼吸を整える間を与えない。
熱く囁きながら彼女の腕を掴み、身体を裏返す。
乳房に顔を埋め、指でまさぐりながら舌を這わせた。
「やっ……に、西く……もう」
「足りないよ……まだ……ほなみっ……」
「だ、ダメ……」
ほなみが彼の頭を掴んだ時、急に体に重みが加わり、静かな寝息が聞こえてきた。
西本は疲れ果て、眠ってしまったようだ。
「――西君たら……」
ほなみは、思わず笑いを溢す。
サラサラの真っすぐな髪を指でそっとなぞり、小さな子供のような寝顔を眺めた。
強引に押さえ付けて、壊されるかと思うくらい抱き締めるかと思えば、置き去りにされたような表情をして、すがってきたり……
そして。
彼は、何度も「好きだよ」と――
最高に幸福で嬉しくて、死んでもいいと思った。
けれど、愛の言葉を伝える事は出来なかった。
ほなみは彼の頬に口付け、起こさないように、静かにベッドから降りた。
「い……っ」
ありとあらゆる関節がきしみ、もはや何処が一番痛むのかもわからない。
シャワーを浴び、パジャマを着たが、首筋や胸元に付けられた痕があるのを見付け、ドキリとした。
当分、首の周りが隠れるような服を着なければならない。
雷はとうに止んだが、雪は降り続けていた。
ほなみは、ブラインドの隙間から明かりの消えたcallingを見やる。 片付けの途中で飛び出してしまったが、浜田やメンバーが心配をしているかも知れない――
パソコンで『クレッシェンド』を検索すると、メンバーの映像がトップに出てきた。ピアノに向かう西本がこちらを向いていて、写真なのにときめいてしまった。
彼は、ほなみが呼吸を整える間を与えない。
熱く囁きながら彼女の腕を掴み、身体を裏返す。
乳房に顔を埋め、指でまさぐりながら舌を這わせた。
「やっ……に、西く……もう」
「足りないよ……まだ……ほなみっ……」
「だ、ダメ……」
ほなみが彼の頭を掴んだ時、急に体に重みが加わり、静かな寝息が聞こえてきた。
西本は疲れ果て、眠ってしまったようだ。
「――西君たら……」
ほなみは、思わず笑いを溢す。
サラサラの真っすぐな髪を指でそっとなぞり、小さな子供のような寝顔を眺めた。
強引に押さえ付けて、壊されるかと思うくらい抱き締めるかと思えば、置き去りにされたような表情をして、すがってきたり……
そして。
彼は、何度も「好きだよ」と――
最高に幸福で嬉しくて、死んでもいいと思った。
けれど、愛の言葉を伝える事は出来なかった。
ほなみは彼の頬に口付け、起こさないように、静かにベッドから降りた。
「い……っ」
ありとあらゆる関節がきしみ、もはや何処が一番痛むのかもわからない。
シャワーを浴び、パジャマを着たが、首筋や胸元に付けられた痕があるのを見付け、ドキリとした。
当分、首の周りが隠れるような服を着なければならない。
雷はとうに止んだが、雪は降り続けていた。
ほなみは、ブラインドの隙間から明かりの消えたcallingを見やる。 片付けの途中で飛び出してしまったが、浜田やメンバーが心配をしているかも知れない――
パソコンで『クレッシェンド』を検索すると、メンバーの映像がトップに出てきた。ピアノに向かう西本がこちらを向いていて、写真なのにときめいてしまった。