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Love adventure
第13章 背中にささやく「すき」
 西本は、苦い笑顔をほなみに向けたが、諦めた様な溜め息をつき、背を向けドアを開けて出て行った。
 彼の靴音と、間際の言葉が、ほなみの頭の中でこだまする。


『さよなら』




 ほなみは、閉じられたドアの前で立ち尽くしていたが、やがて足に力が入らなくなり、崩れ落ち、いつまでも涙を流し続けた。




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