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ジェミニの檻
第11章 Subtle shift
由岐は少し屈んで上目遣いで強請る様にしながら、ブラの上から双丘を揉みしだく。

「…っあ…だ…め…」

「本当に?」

柔らかな双丘をカップごと強めに揉むと、指先に堅いものが触る。

「…ふっ…ぅうん…」

「乳首、勃ってる、上からでもはっきり分かるよ?」

「…いやぁ…」

「いや?やめる?」

「んっ…はあ…あっ…」

ぐりっとカップ越しに摘むと六花の背中が撓った。

由岐はブラを押し上げて解放すると、更に指先で捏ねる。

痛い様な痺れる様な快感が電気の様に走り抜けていく。

「あぁっ、やぁ…んあっ…」

たぷたぷと胸を手のひらで弾ませながら、もう片方の手を下へと、スカートの中へと侵入させる。

迷いなく、忙しなくショーツに辿り着く。

「六花、濡れてる」

耳元で意地悪く囁く由岐。

ぐっとショーツの上から蜜口を押し付けると、薄い布は蜜を吸って湿っていく。

縦に摩ると、ぬるぬると滑り始める。

「ベッドの上より濡れてる、興奮する?」

「いやぁ…」

六花はぶんぶんと首を振って否定を示すけれど、由岐の指先にはぬめったそれが確かに判ってしまっている筈。

六花はそれでも感じずにはいられない。

志貴のキスが着けた火が、由岐の手によって大きくなっていく。
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