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ジェミニの檻
第15章 rouge
ぐちゅぐちゅと淫猥な音をわざと立てるように掻き回す志貴。

「嫌…?こんなに俺の指を咥えこんでヨダレを垂らす程悦んでるのに?」

「はっ…も、ぅ…指…」

「一本じゃ足らないんだろ?」

ゆっくりと引き抜くと愛液が糸を引く。

「ああ…」

切なそうに目を伏せる六花。

「その顔、唆る」

ひくつく秘裂を指先で弄ぶと六花の腰はもどかしそうに揺れて追いかけてくる。

「あっ…志貴…もう…」

「''もう''?何?」

「…ほし、ぃの…」

ふっと鼻で嗤う志貴に、六花の胸が羞恥に押し潰されそうになる。

志貴はそんな六花に満足気に笑みを浮かべて、節くれだった指を二本揃えると、しとどに潤った蜜壺に突き立てた。

「はあぁっ…!」

「勝手にイッたら動かしてやらないからな」

「んんっ、はぁ…ごめな、さ…」

「まさか指を挿れただけでイッたのか…?」

「ふぅ…んっ…お願…ゆび、掻き混ぜてぇっ…!」

指先だけを曲げたり、ゆっくりと傾けたりともどかしい愛撫に六花は腰を揺すって快楽を求めるしかない。

「六花は今誰にされてる?」

「志貴ぃ…」

「誰に抱かれたい?」

「志貴だよぉ…」

「誰にめちゃくちゃにされたい?」

「志貴っ…志貴にされたいっ…」


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