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官能BL
第1章 声を出したらだめ
そっと、月山さんが僕の腰に触れる。
そのいやらしく妙な手つきが皮膚を熱くする
…絶対わざとだ
でも絶対に声は出さない。出すものか。
こんなに強気なのは意味がある。月山さんとある約束をしたのだ…
───
「月山さん、あなたまた僕を喰べようとしましたね?余計な事すると殺すって言ったよね?何回目ですか」
「…フゥン、ではこうしようカネキくん。…セックス中に声をあげてはいけない…もし、それが成功したならば僕は君を喰べることを諦めるさ」
「……は?(殺気)」
「Don't worry. 安心してくれたまえ、今回僕はいれないヨ」
「……ほんとに喰べませんか?」
「オフコース!!!」
「…受けて立ちますよ」
────
といったところだ。
僕は耐久力はある方だと思うし、何より今回はおいしい条件付きだ。
「……!」
と思っていたつかの間、腹辺りにキスをされビクついてしまう。
その舐めるようなキスが体中をめぐっていく…