この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
花の踊り子
第2章 開演
階段を降りると、扉に『Neoダンススクール』と書かれた張り紙がしてあった。

「ここみたいだね。」

「う、うん。なんか入りづらいねぇ」

「ジャーンケーン!」

「ポンッ」

ユキはパー、花はグー。
花が先に入ることになった。

ドキドキ…

ガチャッ

「こ、こんにちは」

「あっ!こんにちは〜!今日見学の方かな⁉︎」

受付にいたお姉さんがすぐに分かってくれてホッとする。

「どうぞどうぞ!今、ちょうどレッスン中だから、覗いて行って〜!」

受付のお姉さんもダンスをするのだろうか。
レッスン着を着ていて、髪をお団子にしてひっつめている。
ピンッと背筋が伸びていて、動きが綺麗だ。

2人は勧められるまま、レッスン室の窓の前に立ち、中の様子を見てみる。

「うわぁ〜!カッコいいねぇ!」

「ホントだね!ダンススクールってこういう感じなんだね!」

「2人とも、ダンスの経験ある?」

受付のお姉さんが隣に立ち、聞いてくる。

「いえ、2人とも、初心者です。」

「そう。今はジャズダンスの上級者コースのレッスン中なんだよ。初心者コースもあるから、ダンス未経験なら、まず始めるなら初心者コースからかな。」

「なるほど〜。これはジャズダンスなんですね。」

ダンスの種類も分からないくらい初心者な2人はレッスンに釘付けだ。

「他にも、ヒップホップとかバレエとかコテンポラリーとかあるんだけど…」

「コテンポラリーって何ですか?」

「初めて聞くよね。ジャズやバレエとか、どのジャンルにも属さない、いろんな要素を自由に取り入れるダンスなんだよ〜」

「へぇ〜」

なんだか難しそうだ。

「そうだ、今のこのレッスンの後、ジャズの初心者コースがあるから、時間があるなら体験していかない⁉︎」

お姉さんは楽しそうに聞いてくる。

「一応、わたしが講師なんだけど…」

「お姉さん、講師もされてるんですね!」

「花、時間大丈夫?」

「うん、ぜんぜん問題ない!やってみようか!」

2人は見学のあと、体験もする事になった。

「いきなりだから、服装はそのままだね。もし入会してもらえるなら、次は動きやすい服装を用意してきてね!」

「はい!」

2人は楽しげにレッスンを眺めている。
ガチャッ
急にドアが開いて、思わず振り返る。
すると、ドアを開けた長身の爽やかな男の人と目が合った。
/19ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ