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視線の先にはあなたが
第11章 さまよう気持ち
誠志に抱きつき、声あげて泣いた
「誠志さん…ごめんなさい、本当にごめんなさい」
「僕こそ、気づかずにごめん、早く帰って話ししよう」


誠志さんが…いるだけで周りの景色が霞んで見える
私にとって一輪の存在感がある花
ありがとう~せー君

やっと見つけた僕にとっての一輪の可憐な花
摘み取らない、僕だけに微笑んでいて欲しい

「せー君また妄想?」
「違う…」

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