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教えてア・ゲ・ル♪
第20章 【番外編】マユミの恋
───────…


失恋してから今まで私の身に起きた出来事を包み隠さずセンパイに打ち明けた。

センパイも私も口をつけていないから、話し始める前に入れたコーヒーはすっかり冷めてしまっている。

「…でも、もう大丈夫です。ギンタ達に呼ばれても、街で声をかけられても絶対について行ったりしません。センパイのおかげで目が覚めたんです」

「僕は何もしてないよ。公園のことなら、マユミちゃんが一人で戦おうとしてたからほんのちょっと手助けしただけだよ」

優しく微笑むセンパイの瞳に、蔑みの色はない。




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