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白い背中と君の藍
第5章 ローズピンク◇混ざり合う
胸の奥が無性に熱く感じて足の先まで小さく震えた。

「あっ……あぁぁぁ……」

擦り合っている凹凸も凄く熱くて、燻っている物が爆発しそうに衝き上げられる。

変……
おかしくなる――――!!

マーブルに歪んだ床に吸い込まれそうなデジャヴが襲ってくると同時に鳥羽さんの動きが止まった。

「イクよ……」

「えっ!?」

何がイクのか考えている間もなく、蜜床に挿し込まれた根が大きく膨らんだ気がした瞬間――――

鳥羽さんの身体が微かに震えた。

肉鉾の先で出血でもしたかのように、熱い液体が広がっていく。

自分のモノ以外の分泌物の温度を体内で初めて感じる。

不思議な恍惚感が脳に沁み渡り、ピリピリと弱電流が肌の表面に流れていくような感覚がすると

「あ……ぁぁ……」

甘い吐息が口から漏れた。

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