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女中と主人の想い
第1章 生活





朝になるのはそれから数時間後…









女中個人の部屋にて…

髪を黒いリボンでポニーテールに結い上げて鏡の自分に微笑みかける。

(今日も頑張ろう。シェナ)



ブラナー家の使用人達は男が多めで女の使用人は女中しかない。

その女中も数人しかいない。



「おはようございます。」

笑顔で使用人達に挨拶をし、私が最初に向かうのは…

「失礼します。」

「あぁ、おはようございます。シェナさん。」

来たのは執事室


御主人様の執事であり、使用人達の統括をするのがブラナー家の執事

リト・イレアートさん


彼へ顔を見せるのが一番初めの事


「おはようございます。リトさん。」

「今日も素敵な笑顔と…言いたいのですが……」

ふと、リトさんの手が私の首に触れる

「り、リトさん?」

「全く…あの方は分かってやってるのでしょうかね?」

私の首に手を添えたのは起きた時に鏡で見て、メイド服で隠した筈の場所を触れる為…



そう…

左鎖骨寄りの首元に赤い印



昨夜のキスマークを見られた。




私はリトさんから離れて、キスマークの場所を左手で隠す


「す…すみません……御主人様のせいでは…」

「あの方のせいでしょ。夜枷が貴方と知ってるのは、あの方と僕だけと…」

「わ、分かってます!」

とっさに大きな声が出てしまい、ハッと気付き空いてる右手で口を覆う


「も、申し訳…ありません…」

「いいえ…朝から虐めちゃいましたね。」

「そ、そんなつもりは…」

リトさんが棚から何かを出して来る

「これを…」

出されたのは私の肌とそんなに違いがない肌色のテープ

「あ、ありがとうございます。」

貰ったテープを執事室の鏡を借りて貼り、キスマークは見えなくなる。


「朝は僕が行きましょうか?」

「いえ、大丈夫です。専属ですから…お仕事させて下さい。」

微笑み、頭を下げて執事室を出る


(…バレちゃった。)
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