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水蜜桃の刻
第4章 記憶


「……ん?」

「ここ……ね、ここ……っあ、あっ」


突かれながら、そこを指で示す。


「……ほんっと……やらしんだけ、どっ……」


また意地悪そうに笑い、荒い息を発しながら先生は呟いた。


「だっ、てえっ……っあんっ……いきた……いっ……ああっ」

「……自分で、しな」

「あっ、やっ、せんせ……せんせ、っ……!」


縋るように見つめ続けても、視線は受け止めてくれるけどおねだりは聞いてくれない先生。


「……っあんっ、いじ、わるっ」


泣きそうになりながら、もうどうしようもない疼きに耐えられず、私はそこに指を当て、ぐりぐりと押しつぶした。
きゅううっ、と途端に身体が反応する。


「……は……締まる……っ」


先生の苦しそうな呟きに、さらに私の気持ちは高まっていく。


「っ、ほんと、エロいし……っ」


はあっ、とその言葉と共に吐かれた深い息。
そして、さらに速められた動き。


「ああっ、や、だめ……っだめ……!」


入り口あたりで浅く……小刻みに動かされ、時に深く突かれ。


「やっ、いくっ、いく、うぅ」


そこに当てているだけの指。
揺さぶられる身体で擦られて、勝手に気持ちよくなっていって。
いく、とひたすらそう呟くことしかもうできなくて。


先生、先生っ……!!


「んん──っ!!」


ぎゅうっ……と身体に入る力。
先生のものを、思い切り締めつける。


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