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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第10章 作者自己満企画 *☆* one scene love

「……っ/// 隼…」

「はは、すげー嬉しい。やばい」

「………!」

「寂しくて来ちゃったってことでしょ?」


普通だったら怒られて当然。
そんな子供みたいな理由で来るなんてって、突き返されておしまい。

……それなのに

世界で1番大好きで、誰よりも優しいこの人は
煌めくオーラを更に輝かせて、ポンポンと私の頭を撫でてくれる。


「……隼人、見られちゃうよ」

「平気、ここ死角だし。
つーか見られてもいいでしょ、俺の奥さんなんだから」

「………っ」

「来てくれてありがとね、由宇。
元気出た」


きゅうっと胸が狭くなって、顔を上げると
悩殺されそうな笑顔が飛び込んできて、膝が折れそうになってしまう。

……迷彩柄の戦闘服を着た隼人。
私まで映画の世界に入ったみたいでドキドキする。


「これから最後の告白シーンなんだよ。
でも俺フラれんの。それでクランクアップ」

「……えっ!?」

「だから終わったら慰めて。
失恋した俺にキスして、朝まで付き合って」

「~~~!///」

「あ、明日からオフだから離島まで行かない?
夜、星がかなり綺麗らしいぜ」


呆気なく結末を暴露されて、さらに話の展開が早すぎて固まってしまう。
そんな私を楽しそうに見下ろしながら、帽子を取ると……


「今から5分後に涙流す予定なんだけど。
こんなに嬉しくて……泣けんのかな、俺」

「……! ん…っ」

「悲しい表情しなきゃいけねぇから、ちょっと練習させて」

「………っ///」


乱れた髪をかき分けて、大きな両手が頬を包み込むと
微笑む隼人の唇が、私の唇にそっとキスを落とした。



「……隼人……どう? 泣けそう?」

「……無理かも。 目薬持ってる?」

「……ぷっ///」










one scene love【h】…☆… END♡


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