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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第10章 作者自己満企画 *☆* one scene love
……なんだそれ。
Fカップ?
最後の語気を強めた一言が、ツボに入って思わず吹き出すと
「わ、笑いごとじゃありませんよ!」
「………!」
「どうするんですか、寄せて上げてお色気で迫られたら!
ちゃんと断れるんですか!?」
クルッと向きを変えた香が、顔から湯気を出して俺を睨んだ。
……マジでなんなの。
可愛いすぎるんだけど。
「俺、別に巨乳好きってわけじゃないんだけど…」
「でも嫌いじゃないでしょう!
香、立花先輩のことは何でも知ってるんだから!」
「……そうなの?」
「そうです! 結婚してから余計に詳しいのです!
だから、すっごく心配……」
頬を膨らませて、ブクブクと沈んでいく香。
つーか君も大きい方だよな?
昔、会議室でワザと当ててきたの誰だっけ?
面白過ぎてもう少し見ていたいけど
……可愛くて我慢できない。
「俺のこと何でも知ってるなら、分かるだろ?」
「………!」
「今もこれからも、奥さんに夢中だから。
心配するだけ無駄だよ」
腰に手を回して、笑いながら軽く持ち上げて
強く抱きしめると香の体がピクッと反応した。
「何百回って言ってるけど、そろそろ本気で名前呼び固定して」
「……あ、きら」
「うん、定着するまで呼び続けて」
「……っ/// 彰、あ、き……っ」
「……もっと」
長湯でのぼせるのは目に見えてるけど
……何年経っても嫁が可愛すぎて、好き過ぎて
別の意味で溺れそう。
「……彰、好きです」
「うん、俺も」
「俺も?」
「俺の方が好きだよ、香」
one scene love【a】…☆… END♡